ファーストサマーウイカの魅力【徹子の部屋】

大河ドラマ『光る君へ』で清少納言(ききょう)を好演しているファーストサマーウイカさん。
彼女の魅力は何だろう。
ウイカさんのこれまでを振り返りながら考察していきたい。


魅力1  夢を諦めない行動力

若いころから劇団のオーディションなどへの応募を重ね派遣OLやアルバイトで生活費を稼ぎつつ、勤務を定時で終えて稽古場へ向かい、関西を中心に東京へ遠征するなど小劇場の舞台で経験を積む。
2012年秋に上演された音楽劇『ファンファーレ』へ出演し、公演先の東京で友人ができたことをきっかけに「いろんなところでやってみたい」「役者をやるなら一度くらいは東京へ出てみたい」と考え、仕事も所属先もないまま2013年5月に上京する。

     これをやりたい!と心に決め、一歩も引かずに行動に移すところが素晴らしすぎる。
     この行動力を見習いたい。

 

魅力2  自己アピール力

「初夏を横文字にしよう」「この世にまだ存在していない言葉がいい」と本来の初夏の英語「アーリーサマー」ではなく造語の「ファーストサマー」を思いつき、ネットで検索にかけたら当時ひとつも存在しなかったため、「これからネットにファーストサマーという言葉が出てきたら全て自分の功績だと可視化できる」「SEO対策になる」と思い、さらに「寺門ジモン」のように2回重複することによりさらに印象的になると考え、自ら命名した。
2019年1月放送の『上田と女が吠える夜』に、初めて挑んだバラエティ番組。
オーディションを経て出演以後「3つのキーワードでウイカをイメージさせたら勝ち」とセルフプロデュースした「宝塚ヘア」「コテコテ関西弁」「毒舌」のミスマッチキャラクターがバラエティ番組で一気に人気を博し「2019年下半期・急上昇テレビ番組出演ランキング<フレッシュ平成世代>」で1位となるなど「次世代バラエティークイーン」として脚光を浴びた。
その年の7月期放送の連続ドラマ”凪のお暇”に初めてレギュラー出演。
9月には”ファミリーマート” 「お母さん食堂」のコマーシャルメッセージで”香取慎吾” と共演。
11月には”オールナイトニッポン”で念願の単独パーソナリティを務め、
12月に映画『”ジュマンジ/ネクスト・レベル』で「ミン・フリートフット」 の吹替えを担当して
小学生の時からの声優の夢を叶える。

     自分の”売り” や”持ち味” を最大限に生かすことを考え、形にしていく発想力と
     発信し続けるチカラ、自己アピール力に長けている。とても賢い女性だと思う。

 

魅力3 強い意志力

2024年の大河ドラマ『光る君へ』で題字と書道指導を担当されている根本氏は語る。
ウイカさんは裏表がなく、はっきりとおっしゃる方なので、僕は監督に『書体を右肩上がりにしたい』と言いました。右肩上がりの字を書く人は、意志の強い方が多いんです」

監督たちと話し合いながら、それぞれのキャラクターの文字を作り上げていったという根本氏。
演じる役者の性格も反映しているそうで、『枕草子』の作者である清少納言(ききょう)については、ウイカの強さを字にもプラスし、書体を右肩上がりにしたと説明する。
吉高演じる紫式部は、吉高のかわいらしさをプラスして丸い曲線の多い字に。そして、ウイカ演じる清少納言は、強さを感じる右肩上がりの字に。字でもそれぞれの“らしさ”を感じることができる。

ウイカは習字を習っていたからこそ、漢字を書く時の癖を抜くのに苦労していたそうで、根本氏は「仮名は動き続けないといけないのですが、ドンと打ってしまうという習字の弊害もあって、力を抜くのが難しいと苦労されていました」と明かす。苦労しつつもストイックに練習に励み、上達ぶりを見せているというウイカ
『枕草子』の書き出し「春はあけぼの」の「春」を何度も何度も練習しているそうで、ウイカの
役柄に対する真摯な思いが伝わってくる。

■根本知(ねもと・さとし)
埼玉県出身。大東文化大学大学院博士課程修了、2013年博士号(書道学)取得。大学で教鞭を執るかたわら、かな書道の教室やペン習字の講座を開く。2016年に初の個展を開催し、2019年にはニューヨークにて個展を開催。2024年の大河ドラマ『光る君へ』で題字と書道指導を担当している。

引用https://news.mynavi.jp/article/20240413-hikarukimie/

   自分のスタイルを持ち、軸がブレないウイカさん。その気質が文字にも表れているのだろう。
   おきゃんで正直な現代っ子を思わせる清少納言もまた、同じように意志の強さを秘めていた
   のかもしれない。


【まとめ】

ウイカさんを初めてテレビで見た時、綺麗な顔立ちなのに気取らない関西弁で話し、しかも毒舌!と驚いた覚えがある。その後『私のエレガンス』というドラマで主役を務めていた時も、元レディースの総長がだんだんと淑やかな女性になっていく様を見事に演じていて、若いお母さん役も様になっていた。
演技力も歌唱力もあるウイカさんが今後どんな役をされるだろうかと思っていたら、清少納言に抜擢された!! 平安貴族の世界を細やかかつ軽やかに書き著した清少納言。「春はあけぼの~」は中学時代に暗記した方も多いだろう。清少納言独自の観察眼で思うままを素直に表現した『枕草子』 は三大随筆のひとつに数えられている。そんな作者の役を演じられるウイカさんもまた独自の感覚を持つ素敵な女性だ。今後がとても楽しみである。

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