ヒロシの『ぼっちキャンプ』どこに行く?

芸人

「ヒロシです…」で始まる自虐ネタの芸風が、妙に心に残るヒロシさん。
2015年から『ぼっちキャンプ』を始め、さまざまな場所へ出かけ、
ひとりの時間を究めていられます。
では、その様々な場所とはどこなのか探ってみたいと思います。

そして2024年10月10日からは『ヒロシの心霊キャンプ』が始まりました。
なんかいいなあ、ぼっちキャンプやってみたいなあと思わせてくれる
ヒロシさんがキャンプを始めるまでのいきさつにも焦点をあててみたいと思います。

 

ぼっちキャンプー人の気配から逃れに逃れて選ぶ場所

【北海道・関東地方】
★北海道美瑛町・上川郡和寒町
★東京都あきる野・奥多摩町・西部の檜原村
★神奈川県真鶴半島・西部丹沢・相模原市・相模湖
★埼玉県嵐山渓谷・奥秩父・秩父・秩父郡長瀞町・飯能市
★千葉県大多喜町・君津町・長柄町・いすみ市
★茨城県中部・常陸大宮市・日立市・大子(だいご)町
★栃木県那須烏山市
★群馬県沼田市・奥利根川上流・片品村・嬬恋村・安中市・渋川市
★山梨県丹波山村・甲州市一之瀬高原・西八代郡ー四尾連湖小菅村・北杜市・山中湖

【東北地方】
★青森県弘前市
★秋田県湯沢市
★岩手県二戸市
★宮城県
★福島県二本松市

【中部地方】
★新潟県阿賀野市
★岐阜県恵那市
★愛知県新城市
★長野県川上村・佐久市・南佐久郡川上村・霧ヶ峰高原
★静岡県朝霧高原・富士山麓の森・伊豆の国市

【近畿地方】
★和歌山県白浜町
★滋賀県琵琶湖

【中国・四国地方】
★岡山県西栗倉村
★徳島県上勝町

【九州・沖縄地方】
★大分県玖珠町
★沖縄本島北部大宜味村・宮古島

【海外】
★オーストラリア東部クイーンズランド州

ぼっちキャンプに持っていくものー愛用品 

★折畳み式焚き火台⇒軽量コンパクトで携帯性は抜群
★ハンモックー⇒速攻で設営でき、蚊帳付きで寝心地抜群
★完全防水のダウンシュラフ防寒性と防水性を兼ね備えたハンモック泊の必須アイテム
★スズキ・ジムニー卓越した悪路走破性を備えた4輪駆動の軽自動車
★オイルランタン実用性はないが、傍に置いているだけで心が萌える品
★ウッドストーブ⇒小枝などを燃料に小さな焚き火で調理ができる
★一人用の鍋
★携帯式ガスバーナー
★浄水ボトル
※忘れた時は、そこらへんにあるもので代用。ない時は潔くあきらめる(しかない)

ヒロシが『ヒロシ』になるまで

●芸人だけでは食べていけなかったヒロシは「ホスト」を始める。
しかし、そのホスト生活は
ホームレス生活を強いられるほどに過酷すぎる環境だった!!

「ホスト」って優雅な生活をしてると思ってたなぁ

●芸人に戻りたかったが、ライブやテレビ番組に出れば居場所を特定され
連れ戻されるかも知れないという恐怖心を感じ辞められなかった。

●心身ともに限界に達し、熊本県荒尾市の実家に帰ったヒロシ。

2か月間、実家に引きこもり、ひたすら大学ノートにネタを書き溜めた
・幼い頃いじめられた経験
・女性にモテなかった青春時代
・ホストとしてお笑いが出来なかった悔しさ

・・・さまざまな思いをネタにぶつけた。

    その時に生まれたのが 「ヒロシです‥」 のネタ!!

ヒロシ」という芸名は、フリーアナウンサーの生島ヒロシに由来
 たまたま家にあった雑誌の表紙に生島が写っており、
「親しみやすい名前」だと思って採用

●早く「ヒロシです」のネタを広めたいと思い、多くのライブに出演。

●ブレイクする少し前、「あっぱれ!!さんま大教授」に
 美輪明宏の『今一番気になる人』としてゲスト出演

 

美輪からは「誰にでも思い当たるようなことをネタにするセンスと、
照明やポーズを含めた自己演出に秀でている。すごく頭がいい芸人」と称賛される。

それからヒロシは美輪の大ファンとなり、彼の舞台を何度も見に行ったそうよ

 

ブレイク後ーなぜか気持ちが沈む日々

★ブレイクして何よりもつらかったのは、各局の番組スタッフに嫌われたこと

ヒロシには、思い当たる点がいくつもあったようだ。

番組側が用意した「ヒロシです」のネタを拒否したこと
⇒自分の人生経験から生まれたこだわりのあるネタだったため
(他人が考えた言葉を、使いたくなかったのだろう)

「ひな壇には出たくない」と発言したこと
⇒大して面白い話も出来ないのに出演料を貰うのは申し訳ないという想いから

※いずれもコミュニケーション不足が招いた誤解であり、
加えて極度のあがり症だった点もヒロシを追い詰めていった。

※テレビ番組の収録がある時には、吐き気がして前日から眠れず、
テレビ局に近づくと体が震え出す。

※楽屋で有名タレントに会っても緊張して話せず、収録中は意識が朦朧として、
共演者が何を言っているのか、半分以上理解できない状況が続く。

もうテレビに出ません

・精神的に限界を感じ、ブレイクから約5年後、事務所に「もうテレビに出ません」と伝える。

・自分から断ったとはいえ仕事が減り、悩んでいたころ、4年ぶりに仕事で会った
 美輪明宏に「待つのも仕事なのよ」という言葉をかけられる

・美輪はその後、ヒロシが2008年に発表した自叙伝「沈黙の轍 ずんだれ少年と恋心」
帯に推薦文を書いてくれた。

※※ブレイクから6年後、ある日の真夜中、ヒロシは途方に暮れ
  18階の自宅マンションのベランダから飛び降り自殺をしようとした

・「このままだと危ない」と突然、我に返り福岡吉本の同期だったお笑いコンビの
たかしひできのひできに電話をかける。

・ひできはすぐに駆けつけてくれ話を聞いてくれるが
 「ひできにも嫌われたらどうしよう」とひできにさえおびえてしまうという異常な事態

生命の危険を感じ病院の精神科を受診したところ、パニック障害と診断。
医師からは「趣味を見つけなさい」と助言され、抵抗があった薬物治療も受けた。

・どん底のとき、事務所からマネージャーの佐方麻緒を紹介される


会うたびに「ライブ、やったほうがいいですよ」と誘ってくれ、
少しずつ気力を取り戻していく

●2010年11月、「森田一義アワー 笑っていいとも!」のコーナー
「お笑いニートを救え!ギャグマーケット」に出演
※同番組への出演は6年ぶりで、名前が紹介されると出演者や観客は騒然となったが、
ネタでは大きな笑いを取りコーナー進行役のさまぁ〜ずにも絶賛。

  自虐ネタを披露させたら、最高だな!!

 

少しずつ広がる世界

●2011年、以前からお世話になっていた放送作家の高田文夫が主催する
お笑いライブに出演

・テレビに出ていない間に考えた「ヒロシです」のネタを披露したところ、
ライブに来ていた出版社スタッフにネタ本の出版を持ち掛けられる

※ヒロシは何度も断ったが、スタッフの熱意に押され、
2011年5月に東邦出版より「ヒロシです。華も嵐ものり越えて」を発表

・ネタ本の影響か大きな仕事の依頼が次々に舞い込む。
そのうちの1つが日本テレビのバラエティー「しゃべくり007」。

・テレビ番組で共演する大物芸人たちもネタで笑ってくれ、笑いを取るという
快感を思い出し、徐々にやる気を取り戻した

ソロキャンプー趣味を見つけたヒロシ

●2015年 – 現在:ソロキャンプYouTuberとして再ブレイク

●2015年6月、バラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演。
「極度の人見知りなのに芸能界に入ってしまった先生」として登場
2004年から2005年のブレイクから仕事を失い、今に至るまでの話を語った。

※番組の終わりには、教訓として
しくじっても信念があれば、その先に幸せが待っている」と伝えた

番組の評判は良く、トークの面白さを評価する声がヒロシに届いた。
9月、ヒロシの名言を集めた日めくりカレンダー「まいにち、ネガティブ。」を発売し、
10万部以上のヒットを記録。

●2016年3月、11年ぶりに「徹子の部屋」に出演。

●2016年11月、カレンダー「今日のネガティブ。」を発売

●2015年にYouTubeチャンネル「ヒロシちゃんねる」を開設。

ヒロシが趣味とするソロキャンプを扱った動画を投稿したところ
キャンプファンの間で人気が広がり、再ブレイクを果たす

●2018年 「働き方1.9  君も好きなことだけして生きていける」(講談社)を発売。

●2020年 初のキャンプ本「ヒロシのソロキャンプ~自分で見つけるキャンプの流儀~」
(学研)を出版。

※同年の新語・流行語大賞のトップテンに「ソロキャンプ」が選出された。


ヒロシは「キャンプブーム」の先駆け的存在

キャンプユーザーの男女1000人を対象としたアンケートでは
「キャンプを教わってみたい著名人」
「アウトドアグッズを買う上で参考にしている映像コンテンツ」で
 大差をつけて第一位となっている。

詳しくはこちら
 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%AD%E3%82%B7


【ヒロシのつぶやき】
🌸ソロキャンプの魅力は、「なんといっても、圧倒的な自由さ」
🌸子どものころは思いもしなかった想像を絶する嫌なことーそれを自然は癒してくれる
🌸若い時には(自然の魅力に)気付かなかった
🌸自然は人によって態度を変えないーそこが魅力
🌸行く時期によって自然は顔を変える
🌸静かに川の音を聞きながらキャンプの準備をすることが癒しになっている
🌸俺は『チャンポン』が好き、チャンポンが俺のこと好きかわからんけど

まとめ

北海道から沖縄まで日本全国、そして海外まで。
ソロキャンプと言いながら行動半径が広すぎますね。
趣味が仕事になられたようで、うらやましいです!!

でも、その道のりは簡単なものではなかったのだということが
今回わかりました。

『ヒロシのぼっちキャンプ』を初めて知った時は、
ひとりで寂しくないのか?
なんでも一人でしなければいけないから大変じゃないのか?と感じました。

それと同時に、話し相手になるスタッフさんも居られる、
名前が売れていることでユーチューバーとしても食べていける、
好きなことを仕事にして生活していけるヒロシは幸せ者だなあと思っていました。

なので、今回ヒロシを取り上げるまでは、
極度のあがり症であること、
パニック障害で悩んでいたこと、
生き地獄のようなホスト時代のことなど全く知りませんでした
何も知らずにすみませんと謝りたくなりました。

知っていたからと言って
何か出来るわけではないのですが。

でも、そんな試練があったからこそ今のヒロシがあるのでしょう。
ヒロシは人生の節目節目で、得難い人たちに出会い様々な助言をもらっています

自ら行動したことにより出会えた偶然もあったのでしょうが、
それは『Serendipity』(幸運な偶然を引き寄せる能力)なのかもしれません。

ヒロシのことを知って『ヒロシのぼっちキャンプ』を見ると
また違った味わいがあります。
キャンプにも参加している気持ちになり、自然の美しさや厳しさを
感じさせて
くれる番組に感謝です。
今回始まった『ヒロシの心霊キャンプ』という、
どこかおどろおどろしい
ネーミングの番組も臆せずに見てみようと思います。
そして近い将来「ぼっちキャンプ」が「ぼっち」でなくなることを
祈ります。

ここまで読んでくださった皆さま、ありがとうございます。

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